地形、交通、歴史、産業…あらゆる角度から福島県を分析!
【本書の特長】
日本の各県の地形や地質、歴史、文化、産業など多彩な特徴と魅力を、地図を読み解きながら紹介するマップエンターテインメント。福島の知っているようで知られていない意外な素顔に迫ります。思わず地図を片手に、行って確かめてみたくなる情報を満載!
【見どころ】
Part.1:地図で読み解く福島の大地
阿武隈山地や奥羽山脈が境目!浜通り・中通り・会津の3地域/いわきで発掘された首長竜化石フタバスズキリュウとは?/福島市がぽっかり入る福島盆地はどうやってできた?/福島発展の礎を築いた常磐炭田/磐梯山の大噴火と裏磐梯・五色沼湖群の形成/猪苗代湖畔からウニ化石!?劇的な会津の地形の成り立ち/石川町が日本三大産地のひとつ ペグマタイトとはどんな岩石?/大改修から100年が経過 暴れ川・阿武隈川の今と昔…などなど福島のダイナミックな自然のポイントを解説。
Part.2:福島を駆け抜ける鉄道網
東北本線旧線の黒磯~白河間には明治時代の面影が残されている!?/日本最大のC62形SL牽引「ゆうづる」が走った常磐線/かつては東京と新潟を結ぶ架け橋、会津地方の大幹線・磐越西線/東京・浅草から特急が直通しトロッコ列車も走る会津鉄道/かつて硫黄輸送で活躍した猪苗代町の沼尻鉄道とは?/只見川に架かる数々の鉄橋ほか 魅力いっぱい絶景鉄道・只見線…などなど福島ならではの鉄道事情を網羅。
Part.3:福島で動いた歴史の瞬間
人間の歯や骨をペンダントに!?原始福島の不思議な弔い/東北地方最古の前方後円墳!会津大塚山古墳が示す会津の力/浜通りに古代製鉄遺跡を発見! なぜ大規模な製鉄が行われた?/中世史総論(関東武士が進出し国盗り合戦!白河・伊達・蘆名・岩城氏の攻防)/南北朝時代に南朝が拠点とした幻の寺院城郭・霊山寺とは?/伊達氏のルーツは福島にあり!奥州制覇を果たす道のり/相馬地方を約700年統治した古豪・相馬氏とはどんな一族?/奥州きっての城下町・若松はどのようにして生まれた?/会津若松城で籠城戦を続けた会津藩が開城に至るまで…などなど、激動の福島の歴史に興味を惹きつける。
Part.4:福島で育まれた産業や文化
最澄と大論戦した僧・徳一が開祖!慧日寺から始まった会津の仏教文化/猪苗代湖の水を郡山へ! 幹線延長52㎞の安積疏水事業/県境には二ツ小屋隧道が残る 福島と米沢を結んだ万世大路/東北唯一の中央競馬場が福島市につくられたわけ/幕府直営の半田銀山 明治時代は五代友厚が経営/感染症と闘い続けた細菌学者・野口英世の生涯/日本酒の金賞受賞数日本一!福島の地酒はなぜすごい?…などなど福島の発展の歩みをたどる。
ほか、巻頭「空撮グラビア」、テーマ別地図、コラム「データでわかる全59市町村」(人口、所得、農業・漁業)、吉田初三郎が描いた福島県の鳥瞰図 など
福島のトリセツ