地図でスッと頭に入る昭和と近現代史
シリーズ累計20万部突破!戦争に翻弄された激動の昭和を中心に、日本の近・現代史がよくわかる。必修科目「歴史総合」にも役立つ。
- 判型 A5
- ページ数 128
- 寸法(mm) ー
- 発売日 2021/7/21
- ISBN-10 4398147586
- ISBN-13 9784398147585
累計20万部を突破した『地図でスッと頭に入る~』シリーズ。これまで「日本史編」では太平洋戦争開戦まで、「幕末・維新編」では西南戦争まで、「近現代史編」では世界史との比較を並列年表を使い概要のみを紹介してきたが、昭和史を中心に日清・日露戦争、第一次・第二次世界大戦を経て、戦後の高度経済成長へと歩む激動の日本の20世紀を、わかりやすい解説と豊富な図解で読み解く。2022年度より高等学校で必修化される『歴史総合』は、日本と世界の近現代史を学ぶが、まさに最強のサブテキスト的存在。
【内容―目次より】
[紀尾井坂の変]大久保利通が暗殺され、新国家建設の草創期が終わる
[自由民権運動]高まる民衆からの国会開設要求を政府が受け入れる
[大日本帝国憲法]近代国家の必須条件となる憲法が制定され、国民の政治参加の道が開かれる
[日清戦争]強まる外圧に対し、日本はついに対外戦争を決意!当時の大国・清と対決へ
[三国干渉]日本の領土拡張に待ったをかけたロシアの思惑
[義和団事件]日本が評価を高める陰でロシアの満洲侵略が進む
[日英同盟]満洲・朝鮮を狙うロシアに対抗するため、イギリスと同盟を結ぶ
[日露戦争]新興国家日本が世界最大・最強を誇るロシアを陸海で破る
[韓国併合]段階的に日本が吸収した朝鮮半島
[殖産興業]政府主導で進められた日本流の産業革命
[大正デモクラシー]普通選挙を求めて民主主義運動が起きる
[第一次世界大戦]欧米の混乱を利用してアジアの権益を拡大する日本
[対華二十一カ条要求]大戦のどさくさをついて中国に突き付けた要求は、列強の警戒を招く
[シベリア出兵]大兵団をシベリアに駐留させ続け、撤兵の機会を逸したまま非難を浴びた日本軍
[大戦景気と米騒動]大戦景気の煽りを受けて米価が高騰し、主婦たちの怒りが爆発する
[ヴェルサイユ条約]国際的地位を高めた日本だが、米英の警戒が強まっていく
[関東大震災]首都機能と日本経済をストップさせた未曽有の大災害
[金融恐慌]大蔵大臣の失言が日本経済の大混乱を招く
[張作霖爆殺]日中戦争へとつながる伏線となった関東軍の謀略
[世界恐慌と昭和恐慌]最悪のタイミングで金輸出解禁を行ない、世界恐慌が日本に到来する
[ロンドン条約]海軍の大反対が吹き荒れて軍縮の時代が終焉を迎える
[満洲事変]政府の意向を無視する関東軍が、満洲の権益を維持するため傀儡国家を建国する
[五・一五事件]国家改造を望む青年将校のクーデター未遂事件により、政党政治が終焉を迎える
[二・二六事件]皇道派の青年将校が、昭和維新を呼号して天皇の側近を暗殺!
[国連脱退]決して悪い条件でなかった報告書をつっぱね、日本は国際的孤立を歩む
[日中戦争勃発]第二次国共合作により日本は泥沼の戦いに引きずり込まれる
[ノモンハン事件]本軍はソ連との満蒙国境紛争で大敗を喫したとされていているが……
[日米交渉]ハル・ノート手交により決裂した不毛な交渉 日本は対米開戦を決断する
[真珠湾攻撃とアジア侵攻]東南アジアの石油を得るべく計画された日本軍の第1段階作戦
[ミッドウェー海戦とガダルカナル]日米の攻守を逆転させた、ふたつのターニングポイント
[硫黄島の戦いと本土空襲]日本はBー29の爆撃によって焼け野原となり、沖縄がアメリカの手に落ちる
[日本の降伏]ポツダム宣言の受諾後も続いたソ連による日本領への侵攻
[占領下の日本]アメリカ主導の占領政策で分裂を免れた日本
[GHQの民主化政策]軍国主義を支えていた財閥の解体と、農地改革
[日本国憲法]戦後日本の〝象徴?となった「マッカーサー憲法」
[朝鮮戦争と自衛隊]冷戦下で行なわれた非武装から再軍備への方針転換
[サンフランシスコ平和条約]自由主義陣営との「単独講和」によって回復した日本の独立
[李承晩ラインと領土問題]韓国大統領による、一方的な海上境界線の策定で竹島問題が発生する
[日ソ共同宣言と国連加盟]北方領土問題棚上げのままソ連との国交を回復
[60年安保闘争]革新勢力の反対が学生と一般市民に波及し、大きな反対運動に発展
[高度経済成長]長期の好景気により目覚ましい戦後復興と高度成長を成し遂げる
[公害問題]高度経済成長の負の遺産が工業地帯に暮らす人々をむしばむ
[沖縄の本土復帰]25年の時を経て日本へ戻ってきた沖縄は、アジアの防衛の拠点となる
[日中国交正常化]日本は田中角栄内閣のもと中国との国交回復を成し遂げる
[オイルショックと高度成長の終焉】土地価格の急騰と中東問題がマイナス成長を招き、高度経済成長期が終わる
[国営事業の民営化]国鉄、電電公社、専売公社が役割を終えて民間企業へ
[日米貿易摩擦]日本の貿易黒字に対し、アメリカの対日感情が悪化
[冷戦の終結と日本]米ソ対立構造の終焉と共に55年体制が崩壊
【監修者】
後藤寿一(ごとう・じゅいち)
1943年生まれ。早稲田大学卒業後、サンケイ新聞を経て、フリージャーナリスト、エッセイスト。著書に『日本史泣かせるいい話 本当にあった胸を打つ人間ドラマ』(KAWADE夢文庫)、監修に『日本史世界史並列年表』(PHP研究所)、『オールカラーでわかりやすい! 太平洋戦争』(西東社)、『ほんとはこんなに残念な日本史の偉人たち』(じっぴコンパクト新書)などがある。
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