絵本のようにめくる城と宮殿の物語
息をのむ写真とシンプルな解説、ページをめくるたび、未知なる世界に誘うビジュアル読本
- 判型 A5変型
- ページ数 144
- 寸法(mm) ー
- 発売日 2020/12/4
- ISBN-10 4398145974
- ISBN-13 9784398145970
豪奢な城・宮殿に隠された秘密と逸話
【本書の特長】
うっとりするほど美しい多数の写真に知見を深める豆知識を添えて構成。知的好奇心をくすぐるビジュアルブックシリーズ。第3弾は、城と宮殿の物語。歴史的エピソードや各地に伝わる伝説とともに、想像の旅へといざなう。
【見どころ】
<前書きより>
王侯や騎士たちが暮らし、時に歴史的事件の舞台となったヨーロッパの城・宮殿では、歴史、伝説、愛憎劇など様々な人間ドラマが繰り広げられてきました。本書はそうした城と宮殿にまつわる物語を、美しい写真とともに味わっていただくものです。愛憎や陰謀が渦巻き、数奇な伝説が生まれ、歴史を大きく転換する舞台となった城や城館。本書をひもとき、ひととき歴史に身をおくことは、日常からの飛翔、一抹の清涼剤となることでしょう。
<内容から抜粋>
Ⅰ章 伝説に彩られた 城・宮殿
<ユッセ城>ロワール渓谷には『眠れる森の美女』の城が佇む
<エルツ城>ドイツ3大美城のひとつは、33代にわたって個人所有される
<ヴァンセンヌ城>城のなかに城がある!? 不思議な構造は人間不信から生まれた!
<フランケンシュタイン城>オーデンの森に佇む城で、人造人間が造られていた!?
Ⅱ章 愛憎劇と陰謀渦巻く 城・宮殿
<シェーンブルン城>壮麗・壮大な宮殿に暮らした仲睦まじい女帝一家
<ヒーヴァー城>悲劇の王妃アン・ブーリンが少女時代を過ごした城
<シュノンソー城>ふたつの美しい庭園は、アンリ2世の王妃と愛人の愛憎劇の賜物!?
<マドリード王宮>スペイン・ブルボン朝を崩壊させた王妃と宰相の不倫の行く末
Ⅲ章 歴史の舞台となった 城・宮殿
<シャンボール城>ルネサンスにのめりこんだフランス王が、宿敵に見せびらかした自慢の城
<ヴェッキオ宮殿>「五百人の間」の東西の壁は、ルネサンス二大巨匠共演の舞台となる……はずだった!
<ドロットニングホルム宮殿>芸術を愛しすぎた宮殿の主は、芸術のために命を散らした
<エル・エスコリアル>太陽の沈まぬ帝国を統べる国王の残念な宮殿生活
【監修者】
石井美樹子(いしい みきこ)
文学博士。1971年、津田塾大学大学院博士課程後期課程修了。1974~1978年、英国ケンブリッジ大学大学院で中世英文学・演劇を専攻。ケンブリッジ大学東洋学部選任講師、静岡大学教授を経て、現在、神奈川大学名誉教授。主な著書に、『図説ヨーロッパの王妃』『図説イギリスの王室』(河出書房新社)、『エリザベス――華麗なる孤独』(中央公論新社)など多数。
絵本のようにめくる城と宮殿の物語